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活動レポート
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- 山 結 び -
鎮守の杜づくり
第3回目 2023年6月17日(土)
> 参加する
NEWS
2023.5.31
第1回目、2回目のダイジェスト動画を掲載しました。
2023.5.13
第2回目の山結びを開催しました。
2023.4.15
第1回目の山結びを開催しました。
2023.4.15
第1回目の山結びを開催しました。
活動レポートはこちら
鎮守の杜づくり
宮地嶽を、真に豊かな鎮守の杜に再生する「宮地嶽鎮守の杜再生プロジェクト」。その活動の一つである「山結び(やまむすび)」。専門家・実践家と共に標高約180mの宮地嶽を巡り、手を動かしながら、杜の見方、杜づくりの手法を学びます。自然と人が結びつき、杜づくりを通して人と人が結びつき、その想いが子供たちの未来に結ばれます。
山結びを通して、参加者ひとり一人が山守(やまもり)となって、他の山でも活動をしていくことで、山が結ばれていきます。
生態学者
瀬戸 昌宣
1980年東京生まれ。生態学者。農学博士(農業昆虫学)。米国コーネル大学にて博士号を取得、同大学で研究と教育に従事。2017年にNPO法人SOMAを設立、「ひとが育つ環境をととのえる」をミッションに学びの環境づくりにエコロジカルなアプローチで取り組む。主催する教育プログラムi.Dare(イデア)は、2019・2020年度、経済産業省「未来の教室」実証事業に採択された。
「生きる、あそぶ、まなぶを自由に」をモットーに福岡県を拠点に活動。宮地嶽鎮守の杜再生事業などの自然環境の保全・再生活動も行う。産業構造審議会 教育イノベーション小委員会委員。
造園家
轟 まこと
1977年福岡生まれ。小学生の時に雑草の可愛さに目覚める。中学、高校と農業を基盤とした学校で育ち、花屋に就職。イギリスに旅に出て、庭や公共の公園の居心地の良さに感動し、造園業に就く。最後に修行したのはナチュラルガーデン第一人者のポール・スミザー氏主催ガーデンルームス。
その後「雨の森」を立ち上げ、環境改善についてNPO法人地球守で研修を受け、環境改善となる庭造りを子どもたちに豊かな環境を遺すために取り組む。
造園家
轟 まこと
1977年福岡生まれ。小学生の時に雑草の可愛さに目覚める。中学、高校と農業を基盤とした学校で育ち、花屋に就職。イギリスに旅に出て、庭や公共の公園の居心地の良さに感動し、造園業に就く。最後に修行したのはナチュラルガーデン第一人者のポール・スミザー氏主催ガーデンルームス。
その後「雨の森」を立ち上げ、環境改善についてNPO法人地球守で研修を受け、環境改善となる庭造りを子どもたちに豊かな環境を遺すために取り組む。
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鎮守の杜とは?
鎮守(ちんじゅ)の杜(もり)とは、神社の参道や拝殿などを取り囲むようにしてある森のこと。かつては基本的にどの神社にも存在した。古くから神道の考え方では山や森、川、滝など自然その物に神が宿り、神社の建物のみならずその土地全体が神域であるとされる。地域を守る大きな存在とされている。
「山結び」について
杜を見る
宮地嶽を登りながら、生態学者の瀬戸昌宣と造園家の轟まことが今そこにある危機を説明します。山や杜で何を観察すればいいのか?人の手が入らないことで山が大きく変わっていく様子、山の荒廃による生態系の崩壊、守るべきものが守れていない現状など、様々な視点を学べます。
杜の再生を考える
杜の再生の方法に絶対的な正解はありません。杜の現状を把握した上で、場当たり的な対応ではなく、全体を見通して何をするべきかを共に考えます。木や落ち葉や石など、その場にあるものを使って山を再生する手段を考え、実際に作業を通して最善の方法を共に模索します。
豊かな自然経験
自然経験は私たちの五感の全てを刺激する、最上の教育といえます。山に入り、山を知り、山を感じることで人は大きく育っていきます。さらに親子で山に登ることは、かけがえのない唯一の思い出になります。山頂で食べるご飯は格別ですよ!
杜づくり
登山後は杜づくりの作業です。以下のようなことを、手を動かしながら、現場で考えながら行っていきます。
水、空気の通り道を作る
木や草が育つ斜面を作る
空気や水を通す穴を掘る
自然道の補修
*天候や現場の状況に応じて作業は行います。
鎮守の杜ツアー
2022年に行われた宮地嶽鎮守の杜ツアーの様子です。
映像や写真を見ただけでは分からない、宮地嶽の現状をぜひ現地でご覧ください。
林学博士
西野 文貴
1987年大分県別府市出身、東京農業大学卒業、林学博士。全国1000箇所以上の調査を行い、近年では、ヨルダン、インド、中国、フランスに訪問し「本物の森づくり」を指導している。日本緑化工学会より研究奨励賞を授与、東京都神社庁“直階”を授与。森づくりの知識と経験を活かし、小学生を対象に植物の授業を行い次世代の教育に力を入れている。
活動レポート
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第1回目(2023.4.15)
子供達を含む30名を超える参加者の方たちにお集まりいただくことができました。遠方からの参加者も多数いらっしゃり、とてもありがたい1日となりました。前日から続く雨の影響で、開催も危ぶまれましたが、活動時間中だけは天気に恵まれました。雨の直後というのは、山の状態を見る上ではとても重要です。
この日は以下の2点に注目しました。
1.水の流れが可視化されていること
2.水が染み込んでいる場所そうでない場所が明らかになること
「宮地嶽はカラカラに乾いています」という、瀬戸の言葉がカラカラと空回りするくらい、「こんなに緑が茂っている山が乾いているなんてあるの?」という参加者の方の印象がほとんどでした。しかし、山頂へと向かうなかで観察していくと、連日の豪雨にもかかわらず表面だけ濡れて中はカラカラの斜面が多数あり、頂上付近では「雨なんて降っていないでしょ?」と言わんばかりのカラカラ・サラサラの土が次々に出てきました。
百聞は一見にしかず。参加者たちは五感を通して「まさかこんなに乾いているなんて!」と驚いていらっしゃいました。近年降水量は増えているにも関わらず、こんこんと水が沸き出ていた山から水が出なくなった。水が染み込むための、さまざまな繋がりが切れていることがわかってきました。
その場にある落ち葉、落枝、石などを組み合わせて、宮地嶽の山頂付近に水が浸透するための入り口を作っていく作業をしました。外から資材を持ち込まず、登りながら資材を集め、その場にあるものだけで環境に手入れをしていきました。水の受け皿と通り道を作り、登山者によって傷つけらてしまった木の根を石組みで保護していきました。霧の立ち込める幻想的な宮地嶽山頂付近で泥まみれになりながらも、終始笑顔で「楽しい〜」「美しい〜」と言いながら黙々と作業する参加者の笑顔が印象的でした。
活動後に参加者から頂いた感想はワクワクや期待感に溢れていて、このプロジェクトを通して関わる方々それぞれの中で素晴らしい景色がひらけてくるのではと予感させるものでした。「次回も参加します!」の声に、私たちも力をいただきました。山に入り、空気を吸い、木に触れ、土に触り、全身で風と水の流れを感じ、自分自身もこの自然の流れの一部であると定期的に感じることは、それぞれの健やかさを保つのにはとても良い機会になると思います。ぜひ、多くの方にご参加頂ければと思います。
ダイジェスト動画
第1回目(2023.4.15)
第1回目の山結びは、子供を含め30名を超えるご参加でした。宮地嶽神社から宮地山に登り、その道中で生態学者から山の現状を聞き、山頂で造園家と一緒に杜づくりをしました。土を掘り10cm離れただけで、カラカラとシットリという不思議な土中環境を発見。
第2回目(2023.5.13)
第2回目の山結びも小雨の降る中、山の豊かさと複雑さを感じながら環境改善をしました。ご参加の皆さんありがとうございました!山に登り、生態学者と造園家と共に山を知り、参加するたびに楽しさが増す作業をする。親子参加でも楽しめるし、親が参加することでお子さんも連れて来たくなるような経験もできます。
開催情報
第3回目
2023年6月17日(土)
時間:9:00〜15:30(途中帰宅OK)
開催場所:宮地嶽(福岡県福津市宮司元町7−1)
参加対象:小学4年生〜大人 (小学3年生以下は親子参加)
持参物 :昼食、水筒、スコップ、軍手
服 装 :汚れてもよい服、ぬげにくい靴(足場が悪いため)
集合場所:宮地嶽神社第1駐車場の自動販売機前
主 催 :
NPO法人SOMA
山結びは、毎月第3土曜日に開催予定です。
次回は、7/15(土)の予定です。
お申し込み
山結びは、宮地嶽登山と杜づくりがセットになっております。登山をして宮地嶽の現場を見聞きし、宮地嶽を再生させるための作業を専門家と共に行います。参加費は寄付制になっており、苗木の購入、杜づくりの整備費、専門家への謝礼に活用させていただきます。下記の寄付ボタンを押して、お申し込みにお進みください。お一人様1寄付でお願いします。高校生以下は寄付なしでもご参加いただけます。
*山結びへの寄付はクレジットカードのみとなります。クレジットカード以外での寄付に関しては、下記のお問い合わせよりご連絡ください。
*ご利用いただけるクレジットカードのブランドは以下となります。
VISA / Mastercard / AmericanExpress(AMEX)/ JCB / DinersClub / Discover
*当日ご参加いただけない場合でも、寄付金のご返金はございません。鎮守の杜づくりに活用させていただきます。
3,000円寄付する
5,000円寄付する
8,000円寄付する
高校生以下(寄付なし)
8,000円寄付する
後 援
NPO法人SOMAは、福津市で里山再生及び自然環境再生を行っています。
山結び、NPO法人SOMAへのお問合せはこちら
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